2022年度
チーズプロフェッショナル資格認定
第二次試験問題
合格者受験番号はこちらのページをご覧ください。
【問題1】
卓上のチーズについて、下記の問いに答えよ。
(1)①〜③のチーズを試食して、各チーズの特徴がわかるようにテイスティングコメントを記せ。表皮に関しては記さなくてよい。
(2)(1)で記したコメントを踏まえて、①と②のテクスチャーや風味の特徴を生み出す製法の違いについて簡潔に説明せよ。
(3)(1)で記したコメントを踏まえて、①と③の風味の特徴を生み出す製法の違いについて簡潔に説明せよ。
(4)グラナ・パダーノ、カンタル(ジュンヌ)について以下の問いに答えよ。
(5)ミモレット(ヴィエイユ)について以下の問いに答えよ。
【問題2】
写真に示した原産地名称保護チーズについて、下記の問いに答えよ。なおこのチーズの1個の重さは220gである。
(1)このチーズ名を記せ。
(2)原料乳を選択肢から選び〇で囲め。
(3)あなたは販売員として店頭でこのチーズをお客様に勧めている、と仮定する。①~⑤の質問に対して説明せよ。(会話調でなくてよい)
①「こんなチーズは初めて見ました。なぜこんな形なの?表面の色も他のチーズとはずいぶん違いますね。中身までこんな色なのですか?」
②お客様は外観の説明を聞いて味にも興味を持たれた。そこで、このチーズ独特の食感や、風味について説明をした。すると、「初めて食べるタイプのチーズなので、お勧めの楽しみ方を教えて!」と言われた。以下の3つの項目(盛り付け方/一緒に添えるとよい食材/合わせる飲み物)についてそれぞれ具体的に提案せよ。
③「今週末、家にチーズ好きのお客様が4人来られるので出してみようかな。5つに切るならどう切ればいいですか?」このチーズの半分だけを5等分に切る前提で説明せよ。(図示してもよい。)
④「残った半分のチーズはどのように保存すればいいですか?」取り扱いで気をつけてほしいことと、外観や風味の変化に関しても説明せよ。
⑤「説明を聞いてこのチーズを食べてみたいと思ったけれど、この形をうまく均等に切る自信がなくて。同じような風味でカマンベールみたいな形のものはないですか?」フランスの原産地名称保護チーズを1つ挙げよ。
(4)今回の接客でこのチーズの原料乳に興味を持ってもらえた。同じ乳種でハードタイプのヨーロッパ産チーズの名称を1つ挙げて、その原産国名を記し、そのチーズの特徴を簡潔に記せ。
【問題3】
友人から「スペインに行くので、お勧めのチーズを教えてほしい」と連絡があった。友人は、フランス産チーズが好きで、ワインと一緒によく楽しんでいるようである。チーズプロフェッショナルとして、あなたは友人にどのように答えるか記せ。なお、解答は会話調でなくてよい。
(1)友人に勧めるスペイン原産地名称保護チーズ名を1つ記せ。
(2)(1)のチーズの特徴を3つ箇条書きで記せ。
(3)(1)のチーズを勧める理由を100字以内で記せ。
【問題4】
ミルクとチーズは、共にさまざまな特徴を持つ優れた食品である。
原料であるミルクにはない、チーズならではの特徴は何か、説明せよ。
二次試験 出題の趣旨
問題1:製法に由来するチーズの特徴を正しく理解できているかを問う。
問題2:販売員として、酵母タイプのシェーヴルに詳しくないお客様に対して、様々な観点から適切に説明やアドバイスができるかを問う。
問題3:チーズに関する相談に対して、速やかに適切な内容を選択し、興味を引くように伝えることができるかを問う。
問題4:チーズという食品の本質を理解しているかを問う。
以上
*解答例は開示はいたしません(紙面・ウェブサイト等での掲載は無し)。
出題の趣旨を参考にし、教本を元に解答を導きだしてください。
*第二次試験問題に関する質問は一切対応いたしません。
*掲載した試験問題はウェブサイト用に体裁を加工調整しています。
*転載複写は固くお断りします。
ⒸNPO法人チーズプロフェッショナル協会